2023年9月に山梨県にある市川三郷町が「財政非常事態宣言」を出しました。
安芸高田市も財政再建に取り組んでいます。
丹波篠山市の財政は大丈夫なのか?
行政経営部のみなさんに、みっちり2時間くらいレクチャーを受けてきました。
結論から言うと「財政は潤沢ではないがなんとかやりくりしている」という感じす。
財政破綻することはないけれども、できる事業が限られてくるという感じですね。
財政指標比較
ここで、丹波篠山市、市川三郷町、安芸高田市の主な財政指標を比較してみます。
まずは、経常収支比率から。

この指標を重視するといいですよと行政経営部の職員さんから教えてもらいました。
どれくらい義務的経費、どうしても支払わなければならない経費があるのかの割合です。
数字が低いほど、できる事業が増えるということになります。
一般的には80%以下が適正とされています。
ここをいかに抑えられるかが今後の課題になってくるでしょう。
公共サービスを抑制するか、新たな財源を模索するか。
公共事業を精査しつつ、財源確保に動き出す必要はあるでしょう。
続いて、実質公債費比率です。
実質公債費比率とは「市の借入金(市債)の返済額(公債費)の大きさを、市の財政規模に対する割合(3ヶ年平均)で表したもの」になります。

丹波篠山市ではピーク時は20%を超えていましたが、年々借入金の返済と共にこの指標も減少してきています。
この数値を低く抑えたほうがいいとは思うのですが、18%以下であれば特に問題はないと思われます。
続きまして、財政力指数です。
1に近づくほど財源に余裕があり、1を超えると普通交付税が交付されなくなるという指標となります。

比較した2市町に比べると高いですね。
これだけを見ると財政に余裕があるように見えます。
次は、将来負担比率です。
早期健全化基準は350%です。
350%を超えると財政健全化計画の策定を義務づけられます。

年々減少しているので問題ないでしょう。
最後に、税制調整基金を標準財政規模で割った割合を出してみました。
財政調整基金比率というらしいです。
独自に計算したやつなので、不備があればご指摘ください。すぐ修正します。

財政調整基金の適正規模は一般的に、標準財政規模の10%と言われています。
丹波篠山市、適正です。
まとめ
比較したデータを見ると市川三郷町は指数が悪化傾向にあることがわかります。
だから非常事態宣言を出したのかなと。
安芸高田市は財政再建が実を結びつつあることが見えてきます。
丹波篠山市は健全化が一段落したように見えます。
経常収支比率が高い事だけが気になります。
高齢化が進み、社会保障にかかる給付が増えるので仕方ない面もあると思います。
↑詳しくは市のホームページに公表されています。
↓「丹波篠山市財政持続的発展計画」が令和6年3月に発表されているので是非ご覧になってください。
令和14年度までの計画です。
令和6年3月に「丹波篠山市公共施設等総合管理計画」も改訂されています。
公共施設について「今後多額の事業費が発生することは確かなものの、一方で、建設時期などから判断すると、多額の事業費が発生する時期までには、まだ20年程度の猶予がある」と書かれており、まだまだ注視が必要です。
「篠山市人口ビジョン」に沿って計画が立てられていますが、現状と「人口ビジョン」にずれが出てきているので「人口ビジョン」の見直しは必要です。
丹波篠山市が永遠に続くとは限りません。
ひとりひとりが丹波篠山市をどうしたいのか、どこに向かっていくべきなのかを考え、財政が厳しいなら「こうしたほうがいいんじゃないか」と考えることが丹波篠山市をより良い方向へ導いてくれると思います。
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